2009年06月

月に1回、大分県下のトーナメント好きが集まって、模擬戦を行っています。
本日は、大分市M岡霊園の池、ここは昔、大分へら研の方々が乙津川から、へらを移流されたのがルーツとか。
バス、ギルが増え、今では大型しか生息しない池となってしまいました。
7月19日のマルキュークラブ対抗九州予選(決勝)を想定し、吉野池に似た池ということで、今回の会場とあいなりました。

本日のタックル:
設定:メーターウドンセット
竿:がまかつ紫峰天月12尺
ウキ:尽心作匠Type-D3 5番(0.63g)

上ハリス:バラケはもたせぎみということでアスカ7号、0.4号8cm
下ハリス:コム2号~3号、0.3号23cm~45cm

バラケ:粒戦0.5杯、水1杯ダンゴっぽいバラケがよいとのことなので、天々1杯、GTS2杯、セット専用バラケ1杯(通常は、天々1杯、GTS1杯、セット専用2杯、3品種を出し入れ)
クワセ:魚信ポンプ出し、力玉

さわりながらなじんで、1節戻した後の強いアタリ、ダンゴがついている途中が正解でした。

成績は、ごちそうさまでした。

イメージ 1
「尽心さんのウキも消しこみアタリがよくでますね。」とお褒めの言葉を頂戴することがあります。
これは、ウキの平滑性が関係しているのではと考えております。
薄めの塗料をまる1日の乾燥時間をかけながら下塗り5回、上塗り5回、塗装の都度、しっかり研ぎ出し。
素材は羽根の表皮の凹凸のないものを厳選する。(以前に申しましたように、羽根は表皮が薄いために成形後、削り込むことは不可能です。)
ウキ作りは、ひとつひとつの工程の積み上げ、積み木のようなものだと考えております。

イメージ 1
本日(6月3日)、注文していた竿掛、玉の柄が届きました。
普段は自作の竿掛・玉の柄、トーナメント等の特別な日には「春峰」さんの製品を使わせていただいておりました。
「当面、竿掛・玉の柄の製作を断念する。」という自分への言い聞かせを込めての購入です。
やはり、選択と集中が必要なのではと感じております。

とにかく、今はウキ関連に集中しなければとの思いです。

イメージ 1
「尽心作 匠」のトップの先端は、ポリカーボパイプ=黒、PCムク=グリーン、グラスムク=ブルーに塗り分けております。

これは、ウキ箱の中で一目でトップの素材がわかるように、状況の変化に伴うウキの交換(詳細はまたの機会に)に素早く対応できるようにとの思いからです。

マルキューさんの「パウダーベイトヘラ」のように、初心者用に作られていながら、それでいてベテランをうならせるような性能、車で言えば、決してF1マシンではなく、セダン車のような性能と高級感、「尽心作 匠」はそんなウキを目指したいと思っております。・・・第2回へ続く

議論を呼びそうなので、最初に申し上げておきます。

羽根とカヤでは、素材の優劣はなく、あくまでウキとして仕上がった後、その機能がどうかということが問題だと考えております。
以前、へら専科の連載でも書いたのですが、状況に応じた素材も含めたウキの選択が重要と考えております。

参考URL

その上で、羽根はカヤと違い表皮が薄いことから、接着後は形を整えたり、自重を軽減させるといった目的で、表皮を削ることは不可能です。
例えは適切ではないかもしれませんが、グルテンエサのように、一発で仕上げる必要があります。

また、羽根の筋目の美しさ、白地に「尽心」という個性を表現することに喜びを感じております。

しかし、これは私の羽根へのこだわりというか、好みであって、ウキの機能とはなんら関係ないのです。長くなりました。

↑このページのトップヘ