1.概況
厳寒期は、段差の底釣り、両グルテンの底釣りが定番かと思います。
ただ、日によっては、冷たい水が底に入り、へら鮒がどうしても底を向いてくれない時があります。こういう日は、チョーチンウドンセットや中竿での2m前後を狙った浅ダナウドンセットが有効な時があります。

2023年2月8日 水曜日の平日に甲南へらの池さんにお邪魔いたしました。
朝から両グルテンの底釣りで2時間エサ打ちしましたが、芳しくありませんでした。
周りを見ると8尺チョーチンが釣れていましたので、釣り方をチェンジしました。

ヘラウキ尽心工房では、厳寒期のチョーチンウドンセット用として、Type-J4とJ5をご用意しています。J4とJ5の違いは、J5はType-J4よりも、トップと脚を長くして、落下途中の反応を引き出そうというものです。。
具体的な仕様は、カヤ、ボディ径4.5mm、トップはグラスソリッド0.6mm先端0.4mmに削りだしたトップを装着しています。
このウキも通常上バリのみで、上から5節目にエサ落ち目盛りを設定します。
下バリにがまかつのコム1号、感嘆をチョイ掛けすると、トップ2節残し程度まで、馴染みます。沈没する場合は、ごくわずかオモリをカットしてください。

この日は極度の食い渋りと判断し、上バリのみで、上から3節目にエサ落ち目盛りを設定し、下バリとクワセをつけるとトップ1目出しになるように設定しました。
縦サソイをすると、上から3節目の上バリのエサ落ち目盛りまでは比較的はやく馴染み、残り2節の馴染む速度やサワリでへら鮒の状況を判断します。

止めが出た時やサワリが出ている時やは、待ちますし、誘いもかけます。
サワリが途切れている場合は、待たずに小エサを打ちます。
エサを切るのか、待つのか、この判断ができるウキが釣りを楽くにしてくれます。

2.データ
●釣り人:自身

使用タックル
●サオ
純正竹竿 「五郎」8.0尺
●ミチイト
バリバス「エステル見える道糸」0.6号
●ハリス
上:東レ「スーパープロプラス ハリス」0.5号 10cm
下:東レ「スーパープロプラス ハリス」0.3号 70cm
●ハリ
上:がまかつ「アラシ」8号
下=がまかつ「コム」1号
●ウキ
ウキ:尽心作 匠 Type-J5の7番
オモリ負荷量:0.88g
カヤ4.5径 70mm、カーボン脚90mm、グラスムクトップ 元径0.6mm→0.4mmのテーパ付 150mm
エサ落ち目盛り=全13目盛り中 上バリのみで3目盛り出し
●エサ
バラケ:マルキュー「粒戦」100cc+「粒戦細粒」50cc+水200cc、10分後、「ヤグラ」200cc+「BBフラッシュ」100cc
さなぎ入り感嘆

3.ウキの動き



4.コメント
当日は風もあり、朝は右流れ、午後は左流れと厳しい日でした。